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今更ですが、昭和の2巻を見つけましたので買いました。
これにて修羅の門 弐は完結だそうです。
この刻も含めて修羅の門 弐を全部読み終えた感想をざっと書いておきましょう。
まだ読んでない人はここから先の文章は読まないことをオススメしまーす!
まず最初の壱となる部分を、総合格闘技まで描いたところは当時としては本当にすごかった。
だって当時テレビでやってたのはK-1だったからね。
まだ立って蹴って倒れたらカウント開始の世界がメジャーやったのに、漫画で先んじて総合を描いたのは
今思えばすげー先取りやったんやなと思います。
そこから海皇記40巻くらい?にいっちゃうわけやけど、もしあそこで海に行かずに修羅の門書いてたら
どうなってたかなーとおいらは思いました。
当時としても他の格闘漫画とは一線を画すリアル主義っぽい感じは出てたんやけど、
(前半の音速を超えるとか奥義とか色々出てくる不破北斗トーナメントは別なw)
ボクシングくらいはすげーなーと思って読んでいたし、そこから総合になってその後のプライドとかに
繋がる格闘ブームの前身としては、この漫画すげーな!って思いながら大学の頃に読んでたのを今でも覚えています。
しかしレオン(だったっけ?)との戦いの後に、前田光世の話になってジャングルに消えていく九十九はん。
そこで数か月後この話の続きはすぐに描かれるんやろうなー!楽しみやなー!って思ってたのに
そこから再開したのは約10~13年後?w
なんだよ、今頃かよwwwwwと京都のローソンで突っ込みいれたのを覚えているし
もうそのころにはシウバも桜庭もいねーよwwwってなってたし遅いわーって思いました。
これがもし2000年手前の頃に、流行るであろう総合格闘技と並行して修羅の門 弐が前田光世を元に
バーリトゥードをちゃんと書いていたら、もっと人気出てたかもやのになー!
あ、でも虎砲とか桜庭がシウバに決めたら余裕で勝てるよなーwとか色々面白かったかもしれないし
リアル志向なのが総合格闘技やし、リアルじゃない部分を持ってる修羅の門は馬鹿にされたかもしれないなー
当時インターネットも流行り始めたころやったしー、などとも思っちゃいます。
(でも厨二的な技は大好きな方も多いので、それはそれで流行ったかも。相撲ブームの播磨灘みたいなものになったかもやけどw)
そんな咲き遅れた修羅の門が2011から2016年まで続きまして、格闘漫画としてどのような影響を
与えたんやろうかとも思います。
おいらの心に残ったのは、四門連射の通常技化はまぁ予想通りだったのであまり残りませんが
双子のレスラーの後半の方の、投げ技寝技を使わずに打撃だけで九十九が倒しちゃうお話がとても印象的でした。
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マジでこんな感じ。
当時としては空手が流行ったから空手漫画、キックボクシングが流行ったからキックボクシング漫画、
じゃあ総合が流行りそうだから総合格闘技の漫画。
そんな感じで流れに乗って書いていたから、その格闘ブームが終わって、格闘漫画も消えていき
今ではバキしか残っていない!という状態になっていますよねー。
銃夢はSF漫画なので格闘漫画とは違うなーと思いますし。
そんな終わっちゃった格闘漫画ブームなのに、2011年から格闘漫画を描き始めた作者の思いは
どのようなものだったのかって考えて読み返してみると面白いかもしれません。
その姿勢とか頑固さ・意志の強さ?みたいなものがよく出ていたのが、この1デイトーナメントだったのでは
と思います。
壊れてる=ブーム終わってる、でも続ける=面白くないからやめろよ的なまわりの圧力?
とか色々な作者の思いが乗っていたんやろうなーと思います。
んで山田さんが「そろそろ修羅もお目覚めの頃かな?」と言うあたりもなるほどなーって思っちゃうところですw
まぁその修羅の門の弐も先月からまた中国に戻りましたので、月刊マガジン的にも海皇記ファン的にもOKなのでしょう。
しかしおいらみたいな、修羅の門がまた読みたい!というファンもいるはずです。
2巻かそこらで「また魅せてくれ」という言葉があるように、また読みたいので参を宜しくお願いします。
その辺に関しては「忘れた頃に」と書いてあったので期待して待ちたいと思います。
でも格闘漫画って、ライバル倒して親父とか兄弟とか身内も倒しちゃったら
時間軸を進めて、息子編を描くとかしかなくなくなーい?と思います。
この辺も裏切ってもっと面白くしてきたらすげーなーって思いますがどうなんでしょうか!?
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